基本情報

和名
オニタケ
分類
菌界 担子菌門 （キノコ類） ハラタケ綱 ハラタケ目 ハラタケ科 オニタケ属
英名
Freckled Dapperling
学名
Echinoderma asperum (syn. Lepiota aspera, Lepiota acutesquamosa)
状況

写真とメモ

園内の林、2017年9月3日朝、晴れ

ラクウショウやハンノキなどの林の林床にたくさん生えていたキノコです。調べてみたところ、オニタケという種類が最有力でした。オニタケ属（Echinoderma）またはキツネノカラカサ属（Lepiota）に分類される種類で、特に食用とされてきたキノコではないようですが、海外では毒成分が検出されたことがあるとのことで、毒キノコとして扱われているそうです。カサの表面は薄い褐色で、茶色い小さな突起がたくさんあります。

園内の林、2017年9月3日朝、晴れ

幼菌から老菌まで固まって生えていたところ。かさの茶色いつぶつぶは特に幼菌で密度が高く目立ちます。

園内の林、2017年9月3日朝、晴れ

カサの裏面と柄は白色で、ヒダが密に並んでいます。柄の根元がちょっと膨らんでいました。

園内の林、2017年9月3日朝、晴れ

柄の上の方につばがあります。

園内の林、2017年9月3日朝、晴れ

柄を割ってみたところ。白い繊維状で、内部に空洞があります。ヒダは柄から離生しています。

園内の林、2017年9月3日朝、晴れ

幼菌。茶色いつぶつぶがあって可愛いです。

園内の林、2017年9月3日朝、晴れ

つばがかさとつながって下面を覆っているところ。下の写真はそのつばを破いてみたところです。

園内の林、2017年9月3日朝、晴れ


参考

  1. Kirk P.M. (2017). Species Fungorum (version Jan 2016). In: Roskov Y., Abucay L., Orrell T., Nicolson D., Bailly N., Kirk P.M., Bourgoin T., DeWalt R.E., Decock W., De Wever A., Nieukerken E. van, Zarucchi J., Penev L., eds. (2017). Species 2000 & ITIS Catalogue of Life, 29th September 2017. Digital resource at www.catalogueoflife.org/col. Species 2000: Naturalis, Leiden, the Netherlands. ISSN 2405-8858.
  2. Echinoderma asperum (18 September 2017, 11:06 UTC) In Wikipedia: The Free Encyclopedia. Retrieved from https://en.wikipedia.org/wiki/Echinoderma_asperum
  3. オニタケ － 『三河の植物観察』 http://mikawanoyasou.org/kinoko/onitake.htm