アブラゼミ Large Brown Cicada
基本情報
- 和名
- アブラゼミ
- 分類
- 節足動物門 昆虫綱 カメムシ目 セミ亜目 セミ科 セミ亜科 アブラゼミ族 アブラゼミ属 (Graptopsaltria)
- 英名
- Large Brown Cicada
- 学名
- Graptopsaltria nigrofuscata (Motschulsky, 1866)
- 状況
- —
- 時期
月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 成虫 3 6
写真とメモ
最新の写真
水産試験所跡地のはずれにあるヤナギの大木の根元にセミがたくさん止まっていました.人がぜんぜん来ない場所なので無警戒ですね.アブラゼミが多かったのですが,右上はミンミンゼミで,周囲にはツクツクボウシやニイニイゼミもいました.
うち1頭の拡大.アブラゼミって一番たくさんいてありふれていますが,よく見るときれいです.翅全体に色がついている唯一の種類で,の基調色は茶色系ですが,翅脈だけが緑色というのが印象的な色彩です.もしこの種類がレアだったら,うれしい種類なのでは.
羽化
日暮れ後に,水元公園の近所の公園で,アブラゼミの羽化を見ました.風の吹いている涼しい夜だったのですが,園内のソメイヨシノなどの木では,結構たくさんのセミが幹を登って行ったり,枝先で羽化しているところなどを見ることができました.羽化を見たうちではアブラゼミ率100%でした.アブラゼミは羽化したての白い体のうちから,胸の背面が茶色いのでわかります.ミンミンゼミは体の基本色がもっと緑がかっています.
以下の写真は,羽化の順になるように並べてみたもの.
アブラゼミは翅に茶色い色がついていて,木の肌に近くて保護色になっているのかなと思うのですが,木肌よりも色が濃い場合が多くて,人間にとっては,セミの翅の輪郭がくっきり判別でき,セミの形を認識しやすくなっているように思います.逆に翅の透明なセミのほうがずっと見つけにくく感じます.鳥などの捕食者にとっては,どちらが探しにくいんでしょうか.
アブラゼミの抜け殻とミンミンゼミの抜け殻はそっくりですが,区別点がいくつか(参考2).アブラゼミの特徴の,触角の第3節の長さが第2節よりも長いというところはこの写真でわかります.
アブラゼミの抜け殻は高い木の枝などにもよく付いています.葉についていることも.羽化するとき,風で揺れたりして不安定だと思うんですが大丈夫なんですね.
その他の観察記録(写真未掲載)
- 2025年8月30日朝,晴れ,園内の池.1頭
- 2025年8月17日午後,晴れ,さくら堤.1頭
- 2025年8月3日午前,くもり,小合溜沿いの疎林.1頭
- 2025年7月27日夜,くもり,園内の街灯.1頭
- 2025年7月20日午前,晴れ,園内の水辺.1頭
参考
- アブラゼミ. “昆虫エクスプローラ”. https://www.insects.jp/kon-semiabura.htm, (参照 2024-01-08).
- セミの抜け殻調べ アブラゼミ ミンミンゼミ. “気ままに自然観察”. http://midori.eco.coocan.jp/kimama/note/0408semi/040803semi.htm, (参照 2024-01-08).
- . “”. , (参照 ).











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