基本情報

和名
ナラタケ
分類
菌界 担子菌門 (キノコ類) ハラタケ綱 ハラタケ目 タマバリタケ科 ナラタケ属 (Armillaria)
英名
Honey Mushroom
学名
Armillaria mellea
状況

写真とメモ

水生植物園付近,2020年11月3日午前,くもり

水生植物園近くの草地で,草に隠れるように生えていた黄褐色のキノコの株.食菌のナラタケでした.

水生植物園付近,2020年11月3日午前,くもり

カサがきれいに開いたところ.直径数cmで,中央部は色が濃くて小さな黒っぽい鱗片あり,かさの周辺部には条線あり.

水生植物園付近,2020年11月3日午前,くもり

1本抜いてみたところです.カサのヒダは白っぽいクリーム色をして,柄に直生?やや垂生?.柄はささくれた繊維状で,明瞭でしっかりしたツバがありました.柄の色は,ツバの上はヒダと同じような明るい黄褐色で,ツバの下は茶褐色.表面の繊維は白っぽい色.

水生植物園付近,2020年11月3日午前,くもり

ナラタケはナラタケモドキとよく似ていますが,明らかに違うのは,柄にツバがあることです.全体の印象はナラタケモドキよりもカサの厚みが薄く,肉が締まっている感じでしょうか.

いわゆる「ナラタケ」には,数種類が混じっているそうです.ちなみに,参考2では,かつて1種類として扱われたときのナラタケ(広義)という表現が使われていました.参考3では,それぞれの区別なども掲載されていましたが,上の写真は,種を分割したあとの(狭義の)ナラタケに見えました.

水生植物園付近,2020年11月3日午前,くもり

柄の中心には空洞があり,柄の内部も下に行くほど色が濃くなります.



参考

  1. “ナラタケ”. ウィキペディア日本語版. 2020-08-21. https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8A%E3%83%A9%E3%82%BF%E3%82%B1, (参照 2020-12-19).
  2. ワタゲナラタケ. “三河の植物観察”. https://mikawanoyasou.org/kinoko/watagenaratake.htm, (参照 2024-01-28).
  3. 今関 他 編著:山渓カラー名鑑 日本のきのこ 増補改訂新版.山と渓谷社,2011. https://amzn.to/3Uo65ZM.
  4. . “”. , (参照 ).