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小合溜沿いの草地,2024年7月7日朝,晴れ

朝露にぬれた草地にて.白い翅の表面にも水滴がびっしりです.腹部の側面が黄色いか赤いか見えないので,キハラ/アカハラの区別は今回もできませんでした.



基本情報

和名
キハラゴマダラヒトリ,またはアカハラゴマダラヒトリ(Spilosoma 属)
分類
節足動物門 昆虫綱 チョウ目 (ガ類) ヤガ上科 トモエガ科 (Erebidae) ヒトリガ亜科 Spilosoma
英名
White Ermine Moth
学名
Spilosoma sp. (Spilosoma lubricipeda : キハラゴマダラヒトリ, Spilosoma punctaria : アカハラゴマダラヒトリ)
状況

写真とメモ

林内の道端,2020年11月15日お昼,晴れ

幼虫が道端のカタバミの葉を食べているところ.頭部はツヤがありますが,頭部以外は体中がかなり長い黒い毛で覆われています.背中の中央にラインがあります.

林内の道端,2020年11月15日お昼,晴れ

葉を食べてるところ.この幼虫の形は,キハラゴマダラヒトリまたはアカハラゴマダラヒトリの幼虫です.この2種類の区別は,幼虫では区別することがはできないそうですので,種類は保留です.以前成虫の写真でも区別できなかったですね.

林内の道端,2020年11月15日お昼,晴れ

長い黒い毛で全身を覆われた幼虫は通称「クマケムシ」と呼ばれます.体全体を激しく動かして結構なスピードで地面を移動します.この幼虫は,ここでカタバミを食べ始める前に,舗装道路をもこもこ横断して来ました.道路を渡りきったところにあったカタバミにさっそく取り付いて食べているところです.一刻を争って食べはじめた印象.



園内の街灯,2019年5月18日夜,晴れ

街灯に来ていた白い翅のヒトリガ.黒点がありますが,アメリカシロヒトリほどではなく,キハラゴマダラヒトリ,アカハラゴマダラヒトリのどちらかが候補となりました.この2種類は翅の斑紋では区別ができず,腹部の背面~側面と足の腿節が黄色ければキハラ~,赤ければアカハラ~となっています.この角度の写真だと足と腹はみえません.また,前翅の地色が少し黄ばんでいるのがキハラ~で,純白なのがアカハラ~という違いもあるようで,写真のは少し黄色っぽいような気もしますが,両方見たことがないので決め手にするのは難しそう.ということで区別は保留です.どちらも全国的な普通種とのことで,公園にどちらがいてもおかしくなさそうです.



参考

  1. キハラゴマダラヒトリ. "みんなで作る日本産蛾類図鑑”. http://www.jpmoth.org/Arctiidae/Arctiinae/Spilosoma_lubricipedum_sangaicum.html, (参照 2024-07-28).
  2. キハラゴマダラヒトリ. "虫navi”. https://mushinavi.com/navi-insect/data-ga_hitori_kiharagomadara.htm, (参照 2024-07-28).
  3. アカハラゴマダラヒトリとキハラゴマダラヒトリを見比べる. “センスオブワンダふるイモムシケムシ”. https://kemushitanken.jugem.jp/?eid=322, (参照 2024-07-28).
  4. . “”. , (参照 ).