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圃場,2024年4月28日朝,晴れ

ハクウンボクの花がまさに盛りでした.去年撮影したとき,下から花を見上げた逆光の写真ばかりになっていたので,今回は別の角度から撮影してみました.

圃場,2024年4月28日朝,晴れ

ハクウンボクは花が列をなして並ぶのがきれいです.花が平面的に広がるエゴノキもきれいですが.1つ1つの花はハクウンボクのほうが厚くて存在感があります.

圃場,2024年4月28日朝,晴れ

花の拡大.中央の1本が雌しべで,周囲に10本の雄しべが取り囲みます(参考3).

圃場,2024年4月28日朝,晴れ

樹冠付近の花が青空に映えます.



基本情報

和名
ハクウンボク
分類
被子植物類 真正双子葉類 キク類 ツツジ目 エゴノキ科 エゴノキ属 (Styrax)
英名
Fragrant Snowbell
学名
Styrax obassia Siebold & Zucc.
状況

写真とメモ

圃場,2023年4月23日午前,くもり

ハクウンボクの花の盛りは短くて,ちょうど満開に当たったのはこれがはじめてかもしれません.くもりの日でしたが,見上げると木全体が白く光るほど.

圃場,2023年4月23日午前,くもり

花序はたいてい水平方向にのびていて,花は下向きに開いています.房状にたくさん咲いている花は,ほとんど同時に咲くので壮観.



圃場,2019年5月4日午後,くもり

圃場でみつけたハクウンボクの花.高いところに花があり見上げながらの撮影ですが,なんとか拡大してきれいな花が見えました.ハクウンボクの花は近縁のエゴノキの花とよく似ていますが,エゴノキは枝から下向きに2,3つづつ花がついていたのに対して,ハクウンボクはぶどうの房のような花穂をつくっています.

圃場,2019年5月4日午後,くもり

実がなっているときは,果穂は重そうに垂れ下がっていますが,花のときはあまり下を向いておらず,上を向いていたり横向きに伸びていたり.

圃場,2019年5月4日午後,くもり

ハクウンボクの幹.表面は全体的に平滑ですが,縦方向に細かい筋が見えます.



圃場,2018年6月3日午前,晴れ

シナノキが満開でその花を見に行ったら,その隣の木に,まだ緑色ですが先のほうが膨らんだ特徴的な形の実がなっていました.ハクウンボクの木でした.ハクウンボクはエゴノキに近縁で,5月にちょっと似た感じの白い花をいっぱい付ける木です.ハクウンボクの実は,ヤマガラの大好物で,また,油脂分が多く,和ろうそくの原料になるとのこと(参考3).

圃場,2018年6月3日午前,晴れ

まさにたわわに実っています.花穂は下向きに付く傾向がありますが,それがさらに実の重みで垂れ下がっているようです.

圃場,2018年6月3日午前,晴れ

葉と幹.葉は大きくて丸く,先端付近に不規則な鋸歯が.



参考

  1. Styrax obassia Siebold & Zucc. in GBIF Secretariat (2023). GBIF Backbone Taxonomy. Checklist dataset https://doi.org/10.15468/39omei accessed via https://www.gbif.org/species/5541162 on 2024-05-06.
  2. ハクウンボク.“松江の花図鑑”. https://matsue-hana.com/hana/hakuunboku.html, (参照 2023-04-30).
  3. ハクウンボク. “森と水の里あきた(あきたの森づくり活動サポートセンター総合情報サイト)”. http://www.forest-akita.jp/data/2017-jumoku/39-hakuun/hakuun.html, (参照 2023-04-30).
  4. . “”. , (参照 ).