基本情報

和名
アゼナルコ
分類
被子植物類 単子葉類 ツユクサ類 イネ目 カヤツリグサ科 スゲ属
英名
(in Jpn.) Aze-naruko; a species of sedges
学名
Carex dimorpholepis
状況

写真とメモ

園内の池、2014年5月25日朝、晴れ

イトトンボのいる池の周囲の湿地で。重そうに垂れ下がった穂の様子が見慣れなかったのですが、種類を調べるとアゼナルコという普通種のスゲのなかまでした。似たような種類がいくつかあるのですが、この種類の特徴はいくつかある小穂のうち、一番てっぺんから出る1つの小穂(頂小穂)だけが雄花と雌花からできていて、それ以外の小穂は雌花からできているということです(参考1~3)。一番上の小穂が太さの異なる2つの部分からできていますが、基部に近い細いところが雄花、先のほう半分の太くて他の小穂と同じ太さのところが雌花。基部から先端に向かって順に「雄花→雌花」の順で並ぶことを「雄雌性」と呼ぶとのこと(逆は雌雄性)。

園内の池、2014年5月25日朝、晴れ

カヤツリグサは先日のミコシガヤといいこの種類といい、花の形が独特で楽しいですね。自分の子供時代は水辺にあまり縁がなかったので湿地に生えるこういう種類にあまり馴染みがないからかもしれませんが。せっかく水辺の多い公園ですので、来年のこの時期にはカヤツリグサ類をもっとたくさん識別してみたいと思います。

園内の池、2014年5月25日朝、晴れ

この種の花の特徴としては、最初に書いたような「頂小穂は雄雌性、それ以外の小穂は雌性」なのですが、よく見ると結構そうでないものが混ざっています。この上の写真ではどの小穂にも短いですが細い部分がついていて、ちょうど雄花のように見えます。もしこの部分が雄花なら、「頂小穂は雄雌性、それ以外の小穂は雌性」の原則からかなり外れているように思えます。ただ、この種類と区別する必要のある近縁種では、そもそも「頂小穂は雄花でそれ以外が雌花」という花なので、他の種類との間違いということはなさそうです…


参考

  1. アゼナルコ - 『Wikipedia 日本語版』 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%BC%E3%83%8A%E3%83%AB%E3%82%B3
  2. アゼナルコ - 『松江の花図鑑』 http://matsue-hana.com/hana/azenaruko.html
  3. アゼナルコ - 『西宮の湿生・水生植物』 http://plants.minibird.jp/hydrophytes/plants/shissei/a_gyou/azenaruko/azenaruko.html