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小合溜沿いの草地,2025年9月28日午前,くもり

イノコヅチにいたヒメジュウジナガカメムシ.

小合溜沿いの草地,2025年9月28日午前,くもり

草地の一画に集まっていましたが,秋には越冬する個体が集まって集団を作るので,それが始まっているのかと思います.この種類が付く植物はガガイモ類とのことですが,園内に生えているガガイモ類には何があるのかまだわかりません.



基本情報

和名
ヒメジュウジナガカメムシ
分類
節足動物門 昆虫綱 カメムシ目 カメムシ亜目 ナガカメムシ科 マダラナガカメムシ亜科 Lygaeus
英名
(in Jpn.) Hime-juji-nagakamemushi; A Species of Seed Bugs
学名
Lygaeus sinensis Reuter, 1888
syn. Tropidothorax sinensis (Reuter, 1888)
syn. Tropidothorax belogolowi (Jakovlev,1890)
状況
千葉県レッドリスト-動物編(2019年改訂版)[D] 一般保護生物 (参考1)
時期
123456789101112
成虫1121
幼虫1

写真とメモ

睡蓮池,2023年8月11日朝,くもり

睡蓮池のマコモの葉上で見つけました.赤と黒のきれいな種類です.以前,草地に集合しているところを見つけたので,園内でも繁殖しているものと思いますが,あまり頻度が高くないのでしょうかね.ヒメジュウジナガカメムシの食草はガガイモ類(参考2).



圃場の草地,2020年11月8日午前,くもり

草地で,無数の小さなカメムシが集まっているのを見つけました.上の写真のような集合が,見える範囲の半径1mぐらいの中に10箇所以上できています.カメムシは冬に集団で越冬したりしますが,ここのは隠れて越冬する場所に集結している感じではなく,葉上や杭の上,そこに張られたロープなど,目立つところに集合しています.葉上に止まっているのは口吻を葉に刺しているのもいます.

圃場の草地,2020年11月8日午前,くもり

カメムシの大きさは1cmに満たないぐらい,赤と黒のきれいな模様です.成虫と幼虫が混在しています,右の翅のないのが幼虫.近縁種にジュウジナガカメムシというほぼ同じぐらいの大きさの種類がいて,体の模様で区別可能(参考2).

圃場の草地,2020年11月8日午前,くもり

こちらの小集団は成虫4,幼虫5ですね.

千葉県のレッドリストに掲載されていました.


その他の観察記録(写真未掲載)

  • 2025年10月13日午前,くもり,小合溜沿いの草地,成虫
  • 2025年10月5日朝,晴れ,小合溜沿いの草地.成虫多数


参考

  1. 千葉県レッドデータブック・レッドリストについて. “千葉県環境生活部自然保護課 生物多様性センター”. https://www.bdcchiba.jp/reddatebook_redlist.
  2. ヒメジュウジナガカメムシ(姫十字長亀虫). “自然観察雑記帳”. https://naturalism-2003.com/kansatsu/animal/insect/kamemushi_hemiptera/kamemushi/himejyujinagakamemushi.html, (参照 2023-08-23).
  3. ヒメジュウジナガカメムシ. “東京23区内の虫 2”. http://tokyoinsects2.blog.fc2.com/blog-entry-499.html, (参照 2023-08-23).
  4. . “”. , (参照 ).