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小合溜沿いの草地,2024年12月15日朝午前,晴れ

林縁に映えているヒナタイノコヅチの群落.一部の葉はきれいに赤く色づいていましたが,まだ花が咲き続けているらしく,ハナアブ類が数頭飛び回っています.

小合溜沿いの草地,2024年12月15日朝午前,晴れ

ちょうど拡大した花穂はもう花が終わっているようです.イカを釣るエギのような形.

小合溜沿いの草地,2024年12月15日朝午前,晴れ

花穂の小花は密に連なって真横についています.葉表には長い毛が多くて流れるように見えています.

小合溜沿いの草地,2024年12月15日朝午前,晴れ

葉は葉脈が盛り上がり,葉の周囲は波打つように凸凹しています.



基本情報

和名
ヒナタイノコヅチ
分類
被子植物類 真正双子葉類 キク類 ナデシコ目 ヒユ科 ヒユ亜科 イノコヅチ属 (Achyranthes)
英名
Ruderal Chaff Flower
学名
Achyranthes bidentata Blume
Syn. Achyranthes fauriei H. Lév. & Vaniot
状況

写真とメモ

園内の道端,2018年9月17日朝,くもり

林縁の道端にたくさん生えていた草に,イチモンジセセリが蜜を吸っているのを見て,この状態で花が(地味ですが)咲いているところなのかもと気づきました.花の拡大を撮ってませんが,雄しべがはみ出ているのがちょっと見えています.

園内の道端,2018年9月17日朝,くもり

この草イノコヅチは,いわゆる「ひっつきむし」で,草をかき分けて歩くと,実が服に付いてくるやっかいな草.今はまだ花の時期でくっつきません.実がくっつく時期には花茎がもっと長くなり,実の間隔が広く空いていますが,花の時期は花茎が短くて花がびっしりついているところが,印象が違います.

園内の道端,2018年9月17日朝,くもり

イノコヅチには,ヒナタイノコヅチ,ヒカゲイノコヅチ(またはイノコヅチ)というよく似た2種があるとのこと.違いは参考4などに.いくつかの区別点のうち,自分にもわかったのは葉と茎の毛の量です.ヒナタイノコヅチは葉や茎の毛が多い種類.ヒカゲイノコヅチは毛が少ない種類とのこと.

園内の道端,2018年9月17日朝,くもり

林の中の道に沿ってがたくさん生えています.



参考

  1. Achyranthes bidentata Blume in GBIF Secretariat (2023). GBIF Backbone Taxonomy. Checklist dataset https://doi.org/10.15468/39omei accessed via https://www.gbif.org/species/3085175 on 2024-12-17.
  2. ヒナタイノコヅチ. “三河の植物観察”. https://mikawanoyasou.org/data/hinatainokozuti.htm, (参照 2024-12-17).
  3. ヒナタイノコヅチ. “松江の花図鑑”. https://matsue-hana.com/hana/hinatainokozuti.html, (参照 2024-12-17).
  4. ヒナタイノコズチとヒカゲイノコズチの違い. “公園の樹木と花”. https://01hana.blog.fc2.com/blog-entry-1095.html, (参照 2024-12-17).
  5. . “”. , (参照 ).