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小合溜沿いの草地,2025年9月28日午前,くもり

草地のイノコヅチの花にいろいろな虫が来ていました.花の間隔が短く花はびっしり並んでいます.拡大部分は開いているですが,内部に雌しべと雄しべが見えます.花が咲いている時期は,まだ「ひっつき虫」の時期ではありません.

小合溜沿いの草地,2025年9月28日午前,くもり

拡大したところ.広く開いている花は多くないようですが,拡大すると,すき間から雄しべ,雌しべがちょっと見える花は多いようです.花茎は毛がもさもさです.

小合溜沿いの草地,2025年9月28日午前,くもり

上の写真が葉表,下の写真が葉裏,どちらにも細毛がびっしりです.

小合溜沿いの草地,2025年9月28日午前,くもり

葉裏の拡大.この視野にも開いている花が写っていたのでそれも拡大.

小合溜沿いの草地,2025年9月28日午前,くもり

茎の下の方にも毛がびっしり.



基本情報

和名
ヒナタイノコヅチ
分類
被子植物類 真正双子葉類 キク類 ナデシコ目 ヒユ科 ヒユ亜科 イノコヅチ属 (Achyranthes)
英名
Ruderal Chaff Flower
学名
Achyranthes bidentata Blume
Syn. Achyranthes fauriei H. Lév. & Vaniot
状況
時期
123456789101112
2

写真とメモ

小合溜沿いの草地,2024年12月15日朝午前,晴れ

林縁に映えているヒナタイノコヅチの群落.一部の葉はきれいに赤く色づいていましたが,まだ花が咲き続けているらしく,ハナアブ類が数頭飛び回っています.

小合溜沿いの草地,2024年12月15日朝午前,晴れ

ちょうど拡大した花穂はもう花が終わっているようです.イカを釣るエギのような形.

小合溜沿いの草地,2024年12月15日朝午前,晴れ

花穂の小花は密に連なって真横についています.葉表には長い毛が多くて流れるように見えています.

小合溜沿いの草地,2024年12月15日朝午前,晴れ

葉は葉脈が盛り上がり,葉の周囲は波打つように凸凹しています.



園内の道端,2018年9月17日朝,くもり

林縁の道端にたくさん生えていた草に,イチモンジセセリが蜜を吸っているのを見て,この状態で花が(地味ですが)咲いているところなのかもと気づきました.花の拡大を撮ってませんが,雄しべがはみ出ているのがちょっと見えています.

園内の道端,2018年9月17日朝,くもり

この草イノコヅチは,いわゆる「ひっつきむし」で,草をかき分けて歩くと,実が服に付いてくるやっかいな草.今はまだ花の時期でくっつきません.実がくっつく時期には花茎がもっと長くなり,実の間隔が広く空いていますが,花の時期は花茎が短くて花がびっしりついているところが,印象が違います.

園内の道端,2018年9月17日朝,くもり

イノコヅチには,ヒナタイノコヅチ,ヒカゲイノコヅチ(またはイノコヅチ)というよく似た2種があるとのこと.違いは参考4などに.いくつかの区別点のうち,自分にもわかったのは葉と茎の毛の量です.ヒナタイノコヅチは葉や茎の毛が多い種類.ヒカゲイノコヅチは毛が少ない種類とのこと.

園内の道端,2018年9月17日朝,くもり

林の中の道に沿ってがたくさん生えています.



参考

  1. Achyranthes bidentata Blume in GBIF Secretariat (2023). GBIF Backbone Taxonomy. Checklist dataset https://doi.org/10.15468/39omei accessed via https://www.gbif.org/species/3085175 on 2024-12-17.
  2. ヒナタイノコヅチ. “三河の植物観察”. https://mikawanoyasou.org/data/hinatainokozuti.htm, (参照 2024-12-17).
  3. ヒナタイノコヅチ. “松江の花図鑑”. https://matsue-hana.com/hana/hinatainokozuti.html, (参照 2024-12-17).
  4. ヒナタイノコズチとヒカゲイノコズチの違い. “公園の樹木と花”. https://01hana.blog.fc2.com/blog-entry-1095.html, (参照 2024-12-17).
  5. . “”. , (参照 ).