基本情報

和名
シラハタリンゴカミキリ
分類
節足動物門 昆虫綱 コウチュウ目 カミキリムシ科 フトカミキリ亜科 リンゴカミキリ属
英名
Honeysuckle Stem-boring Beetle, Honeysuckle Stem-borer, Honeysuckle Longhorn Beetle
学名
Oberea shirahatai
状況

写真とメモ

野草園、2018年5月13日朝、くもり

スイカズラの花が満開でしたが、そのスイカズラの葉上をオレンジと黒の小さなカミキリムシが動いているのを見つけました。カミキリが、スイカズラから隣の木の枝に飛び移ったところの写真です。

リンゴカミキリ属(Oberea オベレア)には、日本で10数種類いるようです(参考2)。みな基本は黄色と黒のよく似た外見。名前にもあるようにリンゴなどのバラ科などを食べる種類が多いようですが、そのうち、スイカズラを食べる種類が、東日本に生息するシラハタリンゴカミキリと西日本に生息するニセリンゴカミキリ。この2種類は前翅(鞘翅)の前縁のオレンジ色の左右の肩のところが黒い種類。どちらも見つかる混在地域もあり、そういう地域で形態の違いで区別することもできるそうですが、関東ではシラハタリンゴカミキリとして問題なさそうです。これらの種類は幼虫は枝の中に入って材を食べ、成虫になった後はスイカズラの葉の葉脈を食べるということで、一生をスイカズラのまわりで過ごす種類なんですね。

野草園、2018年5月13日朝、くもり

スイカズラの花とシラハタリンゴカミキリ。花の上にいるのがよく似合います。


参考

  1. シラハタリンゴカミキリとスイカズラ開花 - 『星谷 仁のブログ』 https://blogs.yahoo.co.jp/ho4ta214/35939463.html
  2. フトカミキリ亜科 - 『日本産カミキリムシデータベース』 http://db.ffpri.affrc.go.jp/longicorn_jp/Lamiinae/recordlist.php?-action=find&-skip=765&-max=18
  3. - 『』
  4. - 『』