基本情報

和名
タイワンホトトギス
分類
被子植物類 単子葉類 ユリ目 ユリ科 ホトトギス属 (Tricyrtis)
英名
(in Jpn.) Taiwan-hototogisu; A Species of Toad Lily
学名
Tricyrtis formosana
状況
環境省レッドリスト2020[CR] 絶滅危惧 IA 類 (ただし,原産地の南西諸島にて)(参考1)

写真とメモ

最新の写真

水べの野草園,2020年9月21日午後,晴れ

タイワンホトトギスの花を見つけたので撮影.薄紫色の花被や黄色い花柱に赤紫色の斑点が散らばっている色合いがきれい.花柱と雄しべが中央で広がる形が印象的です.

水べの野草園,2020年9月21日午後,晴れ

厚手の葉.



野草園、2017年12月3日夕方、晴れ

山野草として人気のあるホトトギスの仲間。タイワンホトトギスは台湾では普通種ですが、日本では西表島に自生するだけ、産地が限定されているため、絶滅危惧種に指定されています。ただ、本州では持ち込まれたタイワンホトトギスやそれが野生化したものが見られるそうで,絶滅危惧種の対象外です。ホトトギス属は東アジアを中心に20種類ぐらいあって、日本産だけでも10種類以上あるそうです。ホトトギスの名前の由来は花被の模様が,鳥のホトトギスの腹部の模様に似た紫と白の色合いからとのことです。花被は6枚、幅の広い外花被3枚と狭い内花被が3枚。中央には先端が3つに分かれた雌しべの花柱と,そのまわりの6本の雄しべ。タイワンホトトギスはホトトギス類の中では花の色が白っぽい種類。

野草園、2017年12月3日夕方、晴れ

タイワンホトトギスの花の時期は9~10月ぐらいが中心で、もう12月なので花の時期が終わりかけています。咲き終わった花は実になっており、もう茶色くなっているものも。タイワンホトトギスでは、花序に枝分かれがあり、花があちこちで咲いているように見えます。日本のホトトギスでは花序が短く、葉と花が近いところについているように見えます。



参考

  1. レッドデータブック・レッドリスト. “生物情報 収集・提供システム いきものログ” (環境省生物多様性センター). https://ikilog.biodic.go.jp/Rdb/booklist.
  2. “タイワンホトトギス”. ウィキペディア日本語版. 2017-02-13. https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%AF%E3%83%B3%E3%83%9B%E3%83%88%E3%83%88%E3%82%AE%E3%82%B9, (参照 2020-10-23).
  3. タイワンホトトギス.“三河の植物観察”. http://mikawanoyasou.org/data/taiwanhototogisu.htm, (参照 2020-10-23).
  4. . “”. (参照 ) .