基本情報

和名
ウスカワマイマイ
分類
軟体動物門 腹足綱 有肺類 ナンバンマイマイ科 ウスカワマイマイ属 (Acusta)
英名
Siebold's Globular Snail
学名
Acusta despecta sieboldiana(本土亜種), Acusta despecta(原名亜種 オキナワウスカワマイマイ)
状況

写真とメモ

最新の写真

小合溜沿いの草地,2022年11月3日午前,晴れ

カナムグラの葉上で見つけた小ぶりのカタツムリ.周囲には粘液が乾燥して透明な膜状になったものが広がっていました.殻には黒い模様が不規則にたくさん入っており,かなり黒っぽい色合いです.

小合溜沿いの草地,2022年11月3日午前,晴れ

厚みがあって中心が尖らない殻の形,巻きの外側の部分が急に太くなる感じがウスカワマイマイです.

小合溜沿いの草地,2022年11月3日午前,晴れ

移動させたら,体が出てきたところ.

小合溜沿いの草地,2022年11月3日午前,晴れ

腹面は明るい色調.



小合溜沿いの草地,2020年6月14日朝,くもり

雨上がりの草地で葉の上にいた小ぶりのカタツムリ.水元公園では林の中でミスジマイマイヒダリマキマイマイなどの大型のカタツムリをよく見ますが,このカタツムリは殻の形が丸くて立体的で,明らかに違う種類です.調べてみると,いろいろな作物を食害するウスカワマイマイという普通種らしいのですが,初めて見つけました.林内ではなく草原性の種類で,関東で多い種類とのこと.

小合溜沿いの草地,2020年6月14日朝,くもり

丸く立体的な殻を持っています.殻は薄く,暗色の帯はなし.不規則な黒い模様が透けて見えます.

この種類,ウスカワマイマイという和名で呼ばれるのはAcusta despecta sieboldiana という本土亜種(朝鮮にも分布)で,Acusta despecta種としての名前は,オキナワウスカワマイマイという種類です(日本,朝鮮,台湾などに分布).



参考

  1. カタツムリの見分け方. “自然しらべ2004(日本自然保護協会)”.(参照 2022-12-23) https://www.nacsj.or.jp/official/wp-content/uploads/2004/07/ss2004_manual-2.pdf.
  2. 【自然しらべ2004】カタツムリを探そう 見えてきたこと. “日本自然保護協会オフィシャルサイト”. (参照 2022-12-23) https://www.nacsj.or.jp/shirabe/2004/07/1802/.
  3. . “”. (参照 ) .