ヨコヅナツチカメムシ Yokozuna-tsuchikamemushi Burrowing Bug
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久しぶりにヨコヅナツチカメムシと遭遇.街灯のとなりの木の樹皮上をゆっくり歩いていたところです.この種類は普通のツチカメムシよりもかなり動きが遅いです.
体型や頭部や小楯板のところにある対になった赤い斑紋などの特徴は同じですが,体長は16mmで,以前見たのよりちょっと小さめ.オスよりもメスのほうが大きいようですが,個体差の範囲かもしれません.
基本情報
- 和名
- ヨコヅナツチカメムシ
- 分類
- 節足動物門 昆虫綱 カメムシ目 カメムシ亜目 ツチカメムシ科 Adrisa 属
- 英名
- (in Jpn.) Yokozuna-tsuchikamemushi; A Species of Burrowing Bugs
- 学名
- Adrisa magna (Uhler, 1860)
- 状況
- 千葉県レッドリスト−動物編(2019年改訂版):[C] 要保護生物 (参考1)
- 時期
月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 成虫 1 1
写真とメモ
街灯の下の舗装道路をゆっくりと歩いていたツチカメムシ.以前見たことのあるツチカメムシは1cmぐらいだったのですが,写真の個体のサイズを測ると1.8cmとでかい.ツチカメムシ科で最も大きいヨコヅナツチカメムシという種類でした.調べると,都内,23区内でも見られる種類のようですが,千葉のレッドリストの掲載されているなど,どこにでもいる種類というわけではなく,参考3には分布は局地的とありました.
黒く光る体に,場所によって大きめな点刻が散らばる様子が,メダリオンのある革靴(アマゾン)を連想させます.頭部の目の横には赤い点がアクセント.
小楯板の後ろ,翅のところにも1対の赤い点があります.
ヨコヅナサシガメが食べるのは,木の実とのこと.参考3,4によると,タブノキやスダジイ,ムクロジの実に針を刺して,実を溶かして食べるようです.
参考
- 千葉県レッドデータブック・レッドリストについて. “千葉県環境生活部自然保護課 生物多様性センター” https://www.bdcchiba.jp/reddatebook_redlist.
- Adrisa magna (Uhler, 1860) in GBIF Secretariat (2023). GBIF Backbone Taxonomy. Checklist dataset https://doi.org/10.15468/39omei accessed via https://www.gbif.org/species/6130259 on 2025-05-03.
- ヨコヅナツチカメムシ. “かたつむりの自然観撮記_ちばの昆虫たち”. http://www5f.biglobe.ne.jp/~escargot/1_Data/1_Species/1_10/50_Hemiptera_1_Heteroptera/50_Pentatomoidea/505_Cydnidae/1_50500_02.html, (参照 2024-01-02).
- ヨコヅナツチカメムシの飼い方・増やし方. “日本の自然を楽しんでるかい!?”. http://ikimonology.blog.fc2.com/blog-entry-247.html, (参照 2024-01-02).
- . “”. , (参照 ).
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