最新の写真

水産試験場跡地,2025年5月18日午前,くもり

ピンクのユウゲショウの花.中央に時計の針のように分かれて広がる雌しべ,その周囲の文字盤のメモリのように取り巻く雄しべの葯が目立ちます.参考2には北米原産とありますが参考3によると南米原産.

水産試験場跡地,2025年5月18日午前,くもり

水産試験場跡地,2025年5月18日午前,くもり

葉の形はワルナスビとかアメリカイヌホオズキなどのナス科ともちょっと似ています.

水産試験場跡地,2025年5月18日午前,くもり

花を横から見たところ,左はつぼみ.どちらも花の下の花柄の途中に,花からちょっと離れて膨らんだところが子房とのこと.



基本情報

和名
ユウゲショウ
分類
被子植物類 真正双子葉類 バラ類 フトモモ目 アカバナ科 アカバナ亜科 アカバナ連 マツヨイグサ属 (Oenothera)
英名
Rose Evening Primrose
学名
Oenothera rosea Aiton
状況
時期
123456789101112
2

写真とメモ

周辺の住宅地の公園,2014年5月6日夕方,くもり

公園の道ばたに咲いていたピンクの花,花の形が自分にはオオイヌノフグリの花を大きくした感じに見えましたが,分類的にはオオイヌノフグリとは関係なく,マツヨイグサの近縁種.参考2によると,北米(テキサスからメキシコ)原産で日本では近世からの外来種だそうです.現在は世界中の温帯域に分布しています(参考1).ISSGの侵略的外来種として登録されている種類ではありません.

周辺の住宅地の公園,2014年5月6日夕方,くもり

ユウゲショウの名前は,「夕化粧」の意味だそうです.花の美しさを形容するのは化粧なんですね.面白いです.



参考

  1. Oenothera rosea Aiton in GBIF Secretariat (2023). GBIF Backbone Taxonomy. Checklist dataset https://doi.org/10.15468/39omei accessed via https://www.gbif.org/species/3188875 on 2025-07-05.
  2. ユウゲショウ. “国立環境研究所 侵入生物データベース”. https://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/DB/detail/81200.html, (参照 2025-07-05).
  3. ユウゲショウ. “松江の花図鑑”. https://matsue-hana.com/hana/yuugesyou.html, (参照 2025-07-05).
  4. . “”. , (参照 ).