基本情報

和名
ダンダラテントウ
分類
節足動物門 昆虫綱 コウチュウ目 テントウムシ科 Cheilomenes
英名
Ladybird Beetle
学名
Cheilomenes sexmaculata,syn. Menochilus sexmaculatus
状況

写真とメモ

小合溜沿いの草地,2023年11月19日朝,晴れ

カナムグラの草地にはナミテントウの成虫,蛹,幼虫がたくさん見られましたが,そこに混じって,よく似ているがちょっと小さめのテントウムシもいました.それがこのダンダラテントウです.ナミテントウは体長7-8mmですが,ダンダラテントウは4-7mmとのこと(参考2).サイズ以外では,頭部と胸部の白い部分の形が違うので区別できます.現地での個体数の割合はナミテントウ10に対してダンダラテントウ1ぐらい.ダンダラテントウはナミテントウのように翅の斑紋が多型を示す種類とのことで,この日は2種類の模様を見つけました.上は,黒地にオレンジの不定形の斑紋が翅の前部と後部の両方にあるタイプ.下はオレンジ色の斑紋が翅の前部にだけあるタイプです.

小合溜沿いの草地,2023年11月19日朝,晴れ

ダンダラテントウは南方系の種類で,日本では本州以南,世界的には日本から南は東南アジア,ニューギニア,オーストラリア北岸,西はインドまで,および中米から南米にかけて分布しているようです(参考1).本州では黒地にオレンジの斑紋ばかりですが,暑い地域に行くとオレンジ地に黒紋タイプが主流になるようで,単なる地域的な分布の浮動なのかかもしれませんが,気温と連動した変動だったりするのでしょうか.



参考

  1. Cheilomenes sexmaculata (Fabricius, 1781) in GBIF Secretariat (2023). GBIF Backbone Taxonomy. Checklist dataset https://doi.org/10.15468/39omei accessed via https://www.gbif.org/species/1043321 on 2023-11-23.
  2. ダンダラテントウ. “虫navi”. https://mushinavi.com/navi-insect/data-tento_dandara.htm, (参照 2023-11-24).
  3. ダンダラテントウ. “福光村・昆虫記”. http://fukumitu.sakura.ne.jp/insect/syu_k/DandaraTento_.html, (参照 2023-11-24).
  4. ダンダラテントウ. “東京23区内の虫 2”. http://tokyoinsects2.blog.fc2.com/blog-entry-430.html, (参照 2023-11-24).
  5. . “”. , (参照 ).