ヒカゲチョウ Sicelis Treebrown
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ヒカゲチョウが,草地をちょっと飛んでは地面の近くに入り込み,またちょっと飛んでは近くに降り,というのを繰り返していました.産卵していると予想して,地面に降りたところの葉で卵探しをしてみました.ササの葉の裏に1個,薄緑色のきれいな卵が1コありました.チョウが1箇所にいる時間は短いので,産卵中の写真は撮れませんでした.
産卵した場所の風景.矢印のところに産まれていました.ヒカゲチョウの幼虫は,ササ・タケ類を食べるとのこと.
基本情報
- 和名
- ヒカゲチョウ(ナミヒカゲ)
- 分類
- 節足動物門 昆虫綱 チョウ目 (チョウ類) アゲハチョウ上科 タテハチョウ科 ジャノメチョウ亜科 ヒカゲチョウ属
- 英名
- Sicelis Treebrown
- 学名
- Lethe sicelis
- 状況
写真とメモ
朝の林縁で給水中のヒカゲチョウ.黄色い口吻が葉に伸びているのが見えます.ヒカゲチョウの幼虫はササ類を食べますが,この場所は林床にササが多いからか,林内を飛ぶヒカゲチョウも多いように思います.
上の個体が翅を広げたところ.ヒカゲチョウのオスメスの区別点はいくつかありますが,翅の表が見えれば,前翅の中央付近に白い帯があるかどうかがわかりやすいようです.この個体はオスだと思います.
ヒカゲチョウが日なたで翅を広げているのをみつけました.ちょっと冷え込んだ秋の朝です.こう見ると,タテハチョウ風ですね.
体が暖まってきたのか,上の写真の個体はその後飛び立って,草の葉についた朝露から吸水をはじめました.
バーベキュー広場の林で飛び回っていたヒカゲチョウ.
日向の枝に翅を広げて止まったところ.こういう止まり方もするんですね.
メタセコイアの森では,ひらひらと飛ぶチョウがあちこちにいました.下草に止まったのを確認しようとして近づくとヒラッとまた飛び出す.すぐまた止まるのですが,微妙に止まる向きを調節して,外敵(カメラを持った不審な人)には翅が見えないようにアタマをこちらに向けて止まります.なかなか写真が撮れません.なんとか撮った写真を後で見たところ,翅の色がうすくて,後翅の蛇の目模様の内側の線があまり外側に湾曲していないことなどから,クロヒカゲではなくてヒカゲチョウでした.
参考
- ヒカゲチョウとクロヒカゲ. “Little World”. http://www.jnz-photo.com/little/miwake/hikagekuro/index.html, (参照 2023-06-14).
- ヒカゲチョウ 雌雄比較と朝の開翅画像. “蝶鳥ウォッチング”. https://yoda1.exblog.jp/13994084/, (参照 2023-06-14).
- . “”. , (参照 ).
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